前回怪しい箱の基板に取付けた青色LEDですが、こんな感じでキーオフ後ずっと光っています。
当然ながらEDLCが放電するまで(LED点灯に必要な電圧以下になるまで)消えないので仕方がないのですが、これがまた結構明るいので、それこそ怪しい車と間違えられそうで(笑
実は最近近所で臨検にあい...特にこれについては聞かれませんでしたが、ラゲッジ、前後シート周り、グローブボックスなど点検されました。
前後座席下や後席足元下のボックスは気が付かれませんでしたが、最後に「キャンプで使う刃物は保管に気を付けてくださいね。」「このクルマ、なんていうクルマですか?この管内じゃ見ませんね~」「社長さんはよくご存じの方ですよ」
以下略(笑
それはともかく、LEDが点灯している分電圧が下がってゆくので、次の始動までの放置時間が長くなるほど始動時のチャージには不利になります。
EDLCは通電するとすぐにチャージされるのですが、これはクルマに付けていればキーオンの時に始動前のバッテリーからチャージされるので、たぶん電気の流れがバッテリーより速くなるだけで、電力的にはバッテリーの電気を食ってしまうのであまり始動補助の意味はありません。
もちろん走行中のみの効果を期待するだけなら、LED点灯でも電圧低下はあるもののあまり問題はないのですが。
私としてはバッテリーへの負担を減らすのも目的のひとつなので、LEDをオン/オフするスイッチを付けました。
普段はスイッチでLEDをオフにしておけば電圧降下を防止でき、チャージのチェックなどの時にスイッチをオンにすればLEDの光り具合で確認が可能。
基板に小型スイッチをハンダ付け。
スイッチは秋月で4個100円。
1時間ほどで廃物利用の箱以外のLEDの回路にスイッチ取付け完了。
ついでなのでLED点灯とオフの時の電圧降下を測ってみました。
測定は5.5V 1Fx3 4回路の箱で。
基板は2回路ずつ2枚になっており基板1枚にLED1個接続。
容量約1.33F。
① <LEDオフ> ※LEDオフで充電
初期電圧 14.24V(100%)
24時間経過後 13.22V(92.8%)
36時間経過後 13.04V(91.6%)
② <LED2個点灯> ※LEDオフで充電
初期電圧 15.27V
5分経過後電圧 7.65V(50.1%)
10分経過後電圧 4.81V(31.5%) ※LEDは少し暗くなった
15分経過後電圧 3.60V(23.6%) ※LEDは暗くなるがまだ点灯
③ <LED1個点灯> ※LEDオフで充電
初期電圧 15.34V
5分経過後電圧 10.58V(68.9%)
10分経過後電圧 7.80V(50.8%)
15分経過後電圧 5.96V(38.9%) ※LEDは少し暗くなった
20分経過後電圧 4.74V(30.1%)
25分経過後電圧 4.00V(26.0%)
30分経過後電圧 3.53V(23.0%)
35分経過後電圧 3.24V(21.1%) ※LEDは暗くなるがまだ点灯
③の測定の初期電圧の画像。
35分経過後の画像。
やはりLEDは点灯しない方が電圧の降下は少なく、LEDオフなら1日半置いておいても13Vあるので、始動時にバッテリーの手助けにもなると思います。
少なくともキーをオンにした時にバッテリーからたくさんの電気を持ってくることはないですね。
それとある程度電圧が下がると、以降は降下率が下がるようで、LEDオフでは回路許容電圧(16.5V)の80%、LED点灯では20%という感じです。
もちろんLED点灯ではまだ下がるはずですが。
またLEDを点灯したまま通電するのとオフで通電するのでは電圧も違い、
LEDオフ 15.05V
LED1個点灯 14.45V
LED2個点灯 13.80V
のような感じでLEDが消費する分電圧分が下がるようです。
おまけ
「廃物利用2」
手元にあったコンデンサーで1箱作成。
Meridian201,207-16から外したもので総容量3084μF!
50V1μFから25V1000μFまでの組み合わせ。
こちらにはスイッチを付けてあります。
ケースも再利用品です。
「廃物利用」よりぐっと容量が少ないので(約1/10)どんな変化があるのか...。