次はMANUALモードの冷え具合です。
AUTOモードの測定に引き続いて行いましたが、MANUALモードに切り替え後、一旦窓を全開し車内の空気の入れ替えをしました。
入れ替えは数分だけなのでダクトはまだ少しは冷えていると思います。
まず、吹き出し口をダッシュボードセンターと両サイドの4か所に、温度はMIN.に、内気循環で、風量は最大の8。
AUTOモードの場合の吹き出し口は自動的にダッシュボードと足元の両方になっていました。
これで10分ほど時間が経ってから吹き出し口の温度を見てみると、
AUTOと同じく5度まで下がりました。
冷えますねぇ、内気循環。
ですが、風量が8で吹き出し口がダッシュボード4か所からなので、送風音がうるさく感じます。
体感的には体の下部までまんべんなく冷えている感じではありません。これは吹き出し口の設定の影響があるとは思います。
さて次は外気導入に切り替えた状態です。(風量は8のまま)
まあ予想はつきますが。
AUTOと同じく1分程度で15度になりました。
ここで思い出したのはただ風量を多くすれば涼しくなるわけではないということ。
試しに風量を5に落として2分程度して吹き出し口の温度を見てみると、
おお!外気導入のままでも5度も下がるではないですか!
これで「冷やすのに適切な風量があること」がわかりました。
つまり風量が多すぎると、ダクトの中を通る空気が十分冷える前に排出されて、冷たい空気にならないで出てくるわけですね。=効率が悪い。
「それでは!」と、試しに内気循環にして風量を4に落としてAUTOモードの風量よりも少なくしてみるとどうなるか?
4ではあまり風に強さがないんですが結果はこうなりました。
凄い!最低記録更新しました。
ただし、車内がよく冷えているという感じはしません。
吹き出し口のそよ風が凄く冷たいだけという感じです。
これらから言えることは、
・風量を増やしたからと言って冷たい風は出てこない!
・風量を減らせば効率が上がり、より冷たい空気になる。
・風量が少ない分、車内を一気に冷やすことは難しい。
・フロントシートしか恩恵は受けられない。
・うちわや扇風機などを使うと効果が上がりそうである。
・AUTOモードは冷やす効率を重視した風量設定になっているようだ。=うるさくない程度の風量で冷やしてくれる。
・AUTOでもMANUALでも、早く冷やすにははじめは内気循環にすべきである。
・外気導入で風量を控え目にすれば冷たい風は出るが、同時に冷えた空気も排出してしまう。
より効率的な使い方としては、
・最初はAUTOモードで最低温度、内気循環に設定し冷えるまでしばらくそのままにする。
・適切な温度まで冷えたらAUTOモードのまま希望の温度に設定し直す。
・ときどき状況に合わせて温度設定を変える。
といったところでしょうか。
このあと夕刻になって、しばしエンジンを切って放置したあと、このデジタル温度計の温度を見たら35度になっていました。
そしてエンジンを掛け、AUTOモード、温度設定MIN.で内気循環にしドアを全部閉めて温度計を外から眺めていたら、2~3分で吹き出し口の温度が5度位まで下がりました。
車内に入ってみると、十分冷えています。
このあとAUTOモードで設定温度ごとの吹き出し口の風の温度がどうなっているかを見てみたところ、内気循環での場合は17度に設定するとほぼその温度、20度でもほぼその温度の風が出ていました。
そしてMIN.にすると5度まで下がりました。
ということは、MIN.は別にして、あの温度設定はいい加減ではないということ!(こういうところは別にここまで正確でなくてもいいのに!)
ただし吹き出し口の温度という条件付きですが。
ところで、やたら冷える国産車の吹き出し口の温度って、マイナスにまでいっているんでしょうかね?
ちなみに月面車にはシフトレバーの前側にクーラーボックスが装備されていますが、今回の実験からすると、AUTOモードで内気循環、ダッシュボードのいくつかの吹き出し口のダイヤルを「閉」にして(隙間風の音がするはずですが)クーラーボックスの吹き出し口を「開」にしてたくさん冷気が出るようにしておけば、それなりの温度の冷気が出るのではないかと思います。
一から冷やすのは難しいにせよ、冷えているものを保冷する程度の能力はあるのではないかと思いますが、先に冷気でボックスを冷やしておかないと、中に入れた飲み物を冷やしているんだか、飲み物の方がボックスを冷やしているんだか分らない状態かもしれないです(笑
いずれにしても保冷効果が出るのには数時間は走らないと出ないような...。
そんなわけで、「前回エアコンガスの点検をしてもらって、入れ替えでも」と思っていましたが、6年経ってもまだまだ冷却能力があることがわかったので使い方を工夫して、効率よく、環境にやさしくできるようにしようと思います。
※今回の測定はある条件での比較測定をして傾向を見てみた結果なので、どのクルマでも、いつでも、どこでも、どんな車内の状態でも同じ結果になるわけではありませんのであしからず、です。
AUTOモードの測定に引き続いて行いましたが、MANUALモードに切り替え後、一旦窓を全開し車内の空気の入れ替えをしました。
入れ替えは数分だけなのでダクトはまだ少しは冷えていると思います。
まず、吹き出し口をダッシュボードセンターと両サイドの4か所に、温度はMIN.に、内気循環で、風量は最大の8。
AUTOモードの場合の吹き出し口は自動的にダッシュボードと足元の両方になっていました。
これで10分ほど時間が経ってから吹き出し口の温度を見てみると、
AUTOと同じく5度まで下がりました。
冷えますねぇ、内気循環。
ですが、風量が8で吹き出し口がダッシュボード4か所からなので、送風音がうるさく感じます。
体感的には体の下部までまんべんなく冷えている感じではありません。これは吹き出し口の設定の影響があるとは思います。
さて次は外気導入に切り替えた状態です。(風量は8のまま)
まあ予想はつきますが。
AUTOと同じく1分程度で15度になりました。
ここで思い出したのはただ風量を多くすれば涼しくなるわけではないということ。
試しに風量を5に落として2分程度して吹き出し口の温度を見てみると、
おお!外気導入のままでも5度も下がるではないですか!
これで「冷やすのに適切な風量があること」がわかりました。
つまり風量が多すぎると、ダクトの中を通る空気が十分冷える前に排出されて、冷たい空気にならないで出てくるわけですね。=効率が悪い。
「それでは!」と、試しに内気循環にして風量を4に落としてAUTOモードの風量よりも少なくしてみるとどうなるか?
4ではあまり風に強さがないんですが結果はこうなりました。
凄い!最低記録更新しました。
ただし、車内がよく冷えているという感じはしません。
吹き出し口のそよ風が凄く冷たいだけという感じです。
これらから言えることは、
・風量を増やしたからと言って冷たい風は出てこない!
・風量を減らせば効率が上がり、より冷たい空気になる。
・風量が少ない分、車内を一気に冷やすことは難しい。
・フロントシートしか恩恵は受けられない。
・うちわや扇風機などを使うと効果が上がりそうである。
・AUTOモードは冷やす効率を重視した風量設定になっているようだ。=うるさくない程度の風量で冷やしてくれる。
・AUTOでもMANUALでも、早く冷やすにははじめは内気循環にすべきである。
・外気導入で風量を控え目にすれば冷たい風は出るが、同時に冷えた空気も排出してしまう。
より効率的な使い方としては、
・最初はAUTOモードで最低温度、内気循環に設定し冷えるまでしばらくそのままにする。
・適切な温度まで冷えたらAUTOモードのまま希望の温度に設定し直す。
・ときどき状況に合わせて温度設定を変える。
といったところでしょうか。
このあと夕刻になって、しばしエンジンを切って放置したあと、このデジタル温度計の温度を見たら35度になっていました。
そしてエンジンを掛け、AUTOモード、温度設定MIN.で内気循環にしドアを全部閉めて温度計を外から眺めていたら、2~3分で吹き出し口の温度が5度位まで下がりました。
車内に入ってみると、十分冷えています。
このあとAUTOモードで設定温度ごとの吹き出し口の風の温度がどうなっているかを見てみたところ、内気循環での場合は17度に設定するとほぼその温度、20度でもほぼその温度の風が出ていました。
そしてMIN.にすると5度まで下がりました。
ということは、MIN.は別にして、あの温度設定はいい加減ではないということ!(こういうところは別にここまで正確でなくてもいいのに!)
ただし吹き出し口の温度という条件付きですが。
ところで、やたら冷える国産車の吹き出し口の温度って、マイナスにまでいっているんでしょうかね?
ちなみに月面車にはシフトレバーの前側にクーラーボックスが装備されていますが、今回の実験からすると、AUTOモードで内気循環、ダッシュボードのいくつかの吹き出し口のダイヤルを「閉」にして(隙間風の音がするはずですが)クーラーボックスの吹き出し口を「開」にしてたくさん冷気が出るようにしておけば、それなりの温度の冷気が出るのではないかと思います。
一から冷やすのは難しいにせよ、冷えているものを保冷する程度の能力はあるのではないかと思いますが、先に冷気でボックスを冷やしておかないと、中に入れた飲み物を冷やしているんだか、飲み物の方がボックスを冷やしているんだか分らない状態かもしれないです(笑
いずれにしても保冷効果が出るのには数時間は走らないと出ないような...。
そんなわけで、「前回エアコンガスの点検をしてもらって、入れ替えでも」と思っていましたが、6年経ってもまだまだ冷却能力があることがわかったので使い方を工夫して、効率よく、環境にやさしくできるようにしようと思います。
※今回の測定はある条件での比較測定をして傾向を見てみた結果なので、どのクルマでも、いつでも、どこでも、どんな車内の状態でも同じ結果になるわけではありませんのであしからず、です。