
The Art Of Tea(1976)
Sleeping Gypsy(1977)
Burchfield Nines(1978)
Tiger In The Rain(1979)
One Bad Habit(1980)
8122-79691-9 Warner/Rhino
Michael FranksのアルバムはRichard Teeが参加しているのでThe Camera Never Lies(1987)だけ持っていました。
今回の5枚は初めて購入。(一部借りたことがありますが)
なぜ買わなかったかと言えば、他のRichard Teeの入っているアルバムを優先したからで、それにしても短くて33年買わずに放置とは放置しすぎ(笑
しかしこの間の技術の進歩でリマスター5枚が2000円。
さらにポイントで1000円引きということでアルバム1枚200円也。
果報は寝て待て的な結果。
それはそうと、 Michael Franksのアルバムは、この人の歌い方がちょっとダル的で揃っていて、一見どれを聴いても同じようなところがあります。
しかし、それがまたいいところでもあります。
さらに、各アルバムともバックのミュージシャン選びに手を抜いていない素晴らしさ。
この5枚の中には、
デビッド・サンボーン
スティーブ・ガッド
エリック・ゲイル
ジョー・サンプル
マイケル・ブレッカー
ウィル・リー
ジョン・トロペイ
ヒュー・マクラッケン
ジェリー・ヘイ
デビッド・スピノザ
ルーベンス・バッシーニ
クラッシャー・ベネット
ロン・カーター
デオダート
ポール・グリフィン
マイク・マイニエリ
ルー・マリーニ
リック・マロッタ
ルー・ソロフ
ジョージ・ヤング
エディ・ゴメス
ラリー・カールトン
他
こんなに多くの皆さんが。
これでダメなものが出来上がる方が不思議なくらい。
The Camera Never Lies(1987)を入れると、
リチャード・ティー
コーネル・デュプリー
ラルフ・マクドナルド
ハイラム・ブロック
アール・クルー
ジェフ・ミロノフ
スティーブ・ジョーダン
スティーブ・カーン
ブレッカーブラザース
パティ・オースチン
他
と、東西の職人ミュージシャン勢ぞろいという感じ。
けしてうるさくなく、癒しというか、のんびりというか、ちょっと甘い声で、バックがそれを引き立てる...。
「これぞRichard Tee!」とかは派手にはわからないけれど、じっくりと言うか、じわじわと言うか、通好みと言うか、そういったところが、チラリズム的で良かったりします。
・・・
野口五郎がアメリカ録音したのとこの5枚はほぼ同じ時期なんですね。
歌詞の内容は違っていて若い日本の女性向けですが、見事にメンバーは共通してます。
それくらいアメリカのPOP系はこういった職人ミュージシャンがバックの演奏を一手に引き受けていたってことであり、それに倣ったということだと思います。
結果30年経っても作品として「鑑賞に耐える」どころか、輝いているような気がします。