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携帯電話も2年も使うと電池の持ちが悪くなってきます。

これは使用しているリチウムイオン電池の安全性を考えて、充放電回数や温度を監視し、およそ500~600回程度充電をすると充電しなくなるようになっているからです。
きちんと使わないと破裂、発熱、爆発の危険性があります。
PCが熱を持って発火とか、iPodが爆発したなんてニュースがあったりしますが、リチウムイオン電池は蓄電密度は高いもののこの危険性が問題です。
携帯電話の電池部分のふたが膨らんできたりしますが、これは危険ってことです。
満充電で高い温度で保存することが多いとその傾向が強くなります。
だから新品は30%程度しか充電されていないです。
そして使用時は、ちょこちょこ充電しないで、できるだけ使ってから充電した方が電池の寿命が延びます。
リチウムイオン電池は「メモリー効果がないので継ぎ足し充電ができる」といわれましたが、実は使い方が悪いと寿命も短くなるし、危険性もあります。
最近はリチウムイオンポリマー電池等の派生タイプの電池も使われていますが、問題点はほぼ同じです。

ところで、携帯電話の電池の持ちが悪くなると、電池を交換する以外に外部電池を使うという方法があります。

乾電池を使う物やバッテリー充電式のもの、最近はソーラー充電もできるものも結構あります。

昨年と今年になって見つけたソーラーバッテリー2種を買ってみました。

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こちらはリチウムイオン電池で容量2000mAh、LED1灯付き、1980円。
USBからも充電できますがジャックは1.5φかなんかのプラグ。
ちょっと不便です。
出力600mA。USB。

1個買って不調だったのでもう1個買ってみましたがいずれもどうも不調。
満充電しても負荷をつなぐと一気に放電してしまうのか、使い物にならず。
結局最近になって1個はバラして、数日前昼休みに会社で別なバッテリーと交換しました。
交換後は今のところ調子はいいです。
もう一個も怪しい状態なので1個目の様子を見てバッテリー交換をする予定。

作りはあまり良くないけれどソーラーセルの感度はもう一つの方よりはいいような...。

実はバラしてみてわかったこの製品の問題点がありました。これはまた別な機会に。

最初の2個がイマイチ君なので、代わりを探していて最近見つけたのが、こちら。

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リチウムイオンポリマー電池で、容量2600mAh、LEDは3灯、1600円と容量多くて安いです。
マイクロUSBケーブルで充電できるので接続は結構便利。
出力800mA。USB。

作りは結構良くて、充電容量も出力ON/OFFスイッチを兼ねたボタンでLED4段階点灯で確認可能。
ただし取扱説明書がなく使い方がちょっとわかりにくい。

こちらは「1個買って確認した上で」と思ったら1個目が不良品!
いくら充電しても充電できず交換。
交換したものは思いのほか良かったので、昨年買ったものの調子が悪いこともあり、もう1個購入。
2個目は良品でした。

なぜに2個勝ったか?というと、満充電までの時間はどちらも15時間程度かかるので、2個のうち1個をある程度太陽光の入るところで2日間充電しておいて交互に使うためです。
1回のフル充電でケータイなら2回~3回は充電できそうなので、1~2日分の充電が賄えます。
ソーラーで充電だから電気代がかからないというのもいいところです。

もともとLEDライトは付いているし、どちらも出力はUSBなので、いろいろな機器が使用可能だから停電時にも活躍してくれそうです。

実はこの夏の暑さ対策にこのバッテリーを活用しようと考えていますが、それについてはまた改めて。