9/1夜はビルボードライブ東京に「爺さんバンド」ソウル・サヴァイバーズのライブを聴きに行ってきました。

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開演前のステージ。

まもなく画像の中央にコーネルさんが、出てきます。

鼻にチューブを差して、付き添いの方が酸素吸入器を持って、ゆっくりと、ゆっくりと、です。

話には聞いていましたが、どうも2年くらい前からこの状態で毎回来日しているみたいで、実際初めてその姿を見ると、こみあげてくるものがあります。
演奏中ももちろんチューブはそのまま。

それにゴードン・エドワーズさんも杖をついているし、皆さんお年を召したってことですね。

...

前回このバンドのライブに行ったのはいつだったか忘れましたが、ブログには2005年8月にアップしていました。
そのあとも2006年、それにそれ以降も何度か「命の洗濯」に行っているかもしれません。

今回のメンバーは下記の通りで、平均年齢は60才を超えるのではないかと。

>コーネル・デュプリーに元スタッフのリーダーであるゴードン・エドワーズ、元Gadd Gangで一緒だったロニー・キューバー、先日のラルフでも来日したバディ・ウイリアムズ、キーボードはおそらく復活スタッフの時のロニー・A・スミス。(前回の記事から流用してますが、キーボードはジェイムス・アレン・スミスですね)。


それにしても、演奏はそんなことを感じさせず、素晴らしいもので、以前と同じようにノリのいい曲では、コーネルさんは別人に変身するのでした。

毎回Richard Teeに捧げる曲と言って紹介する「Tee」、Stuffの「Love Of Mine」(ゴードンさんのボーカルはアルバムそのまんまという感じ)などは涙なくして聴けません。

今回のコーネルさんの真骨頂を聴けたのは「G?」という曲でした。
いつものごとく語り口的な弾き方のブルース。
この雰囲気はこの人しか出せません。
「この気分が聴きたい」と思って来ている人も多かったと思います。

ステージ上なのに、コーネルさんとゴードンさんは何やら漫才じみた事を曲間ごとに会話したあげく「Love Of Mine」が始まったり、最後の方では「もう帰らなきゃいけない時間だ」なんてコーネルさんは毎度おなじみ腕時計指差ししたりして、楽しさも相変わらず。

でも、はるばるアメリカから鼻にチューブ入れてまで東京と大阪で演奏しファンを喜ばせるなんて、もう「執念でしかない」ですね。

オーディエンスは「お見舞いに行って、お土産をたくさんもらったような感じだった」と言っては失礼でしょうか(笑

でも、音楽の電子化や職人のようなミュージシャンが少なくなったと感じる昨今、独特の職人芸サウンドで来日を続けてくれていることは「感謝すべきこと」です。
今回も薬指レロレロ弾き、結構やっていました(笑

これからも元気に長く活躍されることを祈ります。

今回もMasako Galeさんと二人の娘さん他にもお会いできて...。
ということはStuffの半分のメンバーに会えたようなもので、素晴らしいひと時でした。
今回もいろいろ楽しませていただき、感謝、感激、そして感動な一夜でした。

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