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6/12(土)夜は、並さん、Bachiさん、S田さんと一緒にCelebrating The Music of Grover Washington Jr.
"To Grover with Love"
に行ってきました。

ステージの方は、ラルフとバディ・ウイリアムズ以外は初めて聴くミュージシャンの方たちでしたが、「グローバー・ワシントン,Jr.」のトリビュートということで、1曲目の「Winelight」からその名の通りグローバーの曲がつぎつぎと。
「Just The Two Of Us」をやらなかったのはボーカルがいなかったからだと思いますが、グローバーの大ヒット曲であるこの曲を期待した人は多かったのではないかと、ちょっと残念でした。
でも私には大好きなアルバムである「Winelight」からは3曲も。
やはりこの時も、いい曲は誰が演奏しても、いいところのエッセンスは生きているのを実感しました。
ところどころやはりオリジナルの曲を思い出し、ちょっと寂しい気分になるところもありましたが、それはそれで今となってはしかたないことではあります。
何しろオリジナルメンバーはもういない人ばかりなので。

今回のゲストである私の大好きなパーカッショニスト、ラルフ・マクドナルド。
グローバーと言えば、やっぱりこの方がいないと豆腐のない麻婆豆腐のようで、雰囲気出ませんね。
今回はゲストと言ってもステージの配置はこの人が中心になってました。
もし今回ラルフがいなかったらと思うと、今回のステージもきっと物足りなかったのではないかと思います。

そして一旦ステージが終わり、アンコールとなって始まった曲が「Mister Magic」!
ラルフ作のグローバーの名曲でありいくつものカバーがあるこの曲、イントロ始まった時点でガッツポーズ!
この曲のソロで、出ました名物!「ラルフのピコピコハンマー」!!!
会場に笑いが広がるひと時です。
だけど思うのは「ゲイルさんのギターも鳴って欲しい!」

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ラルフの前回来日が10年前とは思えないんですが、ラルフのプレイを見ていると、日本に道具を触りに来たり叩きに来たりという感じで(笑、あまり派手なプレイはなく、実に的確で間の取り方もうまい、相変わらず味のある「光る脇役」の職人芸なプレイでした。
今回もまた「あの音はこういう楽器で出しているのか!」と新発見もあったり。

そしてステージ終了後はサイン会があり(ブルーノートはいつからかこういうのができたんですね)、持って行ったCDジャケットにサインをしてもらいました。
列に並んだ際の事前の係の方の話では「サインは一人CD1枚のみ、写真撮影はNG」ということでしたが、ラルフにどれか選んでもらおうとして差出した14枚のジャケットすべてにサインをしてくれました。(後ろの方、待たせてしまってごめんなさい!)
前回分も含めてまた宝物が増えてとてもうれしいです。

そしてそして。

故Eric Galeさんの奥さんの政子さんがいるかどうか、ラルフにヘタクソ英語で聞いてみたら「いる!」とのことで、係の方に話してくれて、政子さんとお会いできることに。
そして出てこられた政子さんに1年数か月ぶりにご挨拶すると、なんとなんと楽屋に案内いただくことになり...げげっ!いいんですか???

楽屋ではラルフの息子さんとゲイルさんの娘さん(次女の真理子 花 Galeさん 幼なじみだそうです)、Richard Teeのアルバム「Bottom Line」制作に携われた(生前のRichard Teeと大変仲良しだった)音楽評論家の若林さんにもお会いできたり、若林さんのご友人で誕生日の方がいてラルフの肉体パーカッションで「ハッピーバースデイトゥユー」が聴けたり、ラルフと記念撮影させてもらったり、とても貴重な時間を過ごすことができました。

これが30年前だったら私は気が狂っていたかも(おおげさ?)

ラルフにはぜひまたラルフのグループで日本に来て欲しいことをリクエストしました。
しばらくは来る予定がないようですが期待してます。
次のアルバムは「Coming soon!」と言ってましたが、とても楽しみです。

久しぶりのブルーノートでしたが、この夜は感激の、とても素晴らしい一夜になりました。

Mr.ラルフ、政子さん、一緒に行った友人の皆さん、ブルーノートのスタッフの皆さんに感謝します。

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