「部分単線化」といっても鉄道の話ではなくオーディオのお話。

電線には撚り線、網線、単線などがあり、用途に応じて使い分けられてます。
通常オーディオ信号は撚り線を使うものがほとんど。
実際今まで購入し使っていたものはほとんどすべて撚り線。

しかし単線のステレオミニ←→RCAプラグのケーブルをおときちさんにいただいて使ってみたら、最近になって「こりゃちょっと違うゾ!」と。
コンデンサー交換や内部コネクターなどのクリーニング等をやったのでその違いが以前よりハッキリするようになったからだとは思います。

で、欲をかいて、いただいた単線とプラグに別途購入したチューブ(たぶんシリコンかPVA製で熱帯魚のエアーを送るのに使うやつ)を使ってMERIDIAN201プリ怪とMERIDIAN M-20怪の間のRCAケーブルを作ってみました。

CIMG9591

CIMG9592

チューブは左右が分かるように透明とピンクを購入、使用。(サイズは外径6ミリ、内径3ミリ ホームセンターで透明88円、ピンク108円/m)
結果構造的に部分エアサスペンション構造(笑
プラグはプレス製とか。メッキはロジウムかと思うくらいきれいな銀色。(でも安物らしい)

ちなみに今まではケーブルにカルダスのクロスリンク1と削り出しの金メッキプラグを使ってました。
これだって結構満足していましたが...。

さて、完成後201とM-20の間につなげてCD、iTunes iPodといろいろ聴いてみると...

中低域の解像度が相当上がり、楽器やボーカルの位置関係が明確になり、高域の響きも整理され奥行きの見通しも良くなり...

ああ、音を言葉で表現するのは難しい(笑
評論家の先生はいろいろな言葉をお持ちなんですね(爆

結果、気持ち良く聴けることになったのは確かです。

鉄道は複線の方が輸送力が大きいのですが、オーディオの場合は逆なのか?

いや、単線にすると輸送する客の質が変わるのだ!?
複線でダラダラ走るより、単線でスピードアップしてトータルで効率アップなのだ!?
複線だと行ったり来たりだが、単線だと常にどちらか片方にしか行けないからだ!?

なんだかよくわかりません(笑

ひとつ不思議に感じたのは、CDをしばらく聴いているとチリチリした感じが強調されているのか、耳にもそう聴こえ、前頭葉が痛くなってきたこと。
iTunes、iPodからの音からはこれが感じられないという...。

結局追加で201プリ怪と207-16怪CDプレーヤー(もしくはCD-34等)をつなぐケーブルも同様に作成。
一応これで入口からM-20のパワーアンプ部分までの間のRCAケーブルについては、全て単線で接続が可能に。

現状はプリもCDプレーヤーもスピーカーのパワーアンプも内部配線は単線ではないので、まだ「部分単線」ですが、完全単線化はたぶんできないでしょう(笑