効かぬなら、効かせてみよう エアコンを!のときに「今度温度計で温度を測ってみようかな? 」と文章を結んだのですが、今回それを実行してみました。

用意したのは珈琲を入れるときのお湯の温度を測るために買ったデジタル温度計(たしか-30度から+250度まで測定可能)。

まずは外気温の確認。

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ご覧のとおり30度。
測定中の温度は29~31度の間でした。

天気は大雨雷のち曇りのち晴れ。
車内温度は見忘れました。

※測定場所は車庫ではなく、多少混雑気味で走行中の道路にて。(撮影はもちろん信号停止時にしています)

車庫出発時に冷え具合向上を祈って、いつもの如くドアとリアハッチ全開して車内の熱気を逃がし、バケツ2杯の水をフロントグリルからコンデンサーに掛けて、エンジンスタート。

このときは下記画像のようにAUTOモードで、温度設定はMIN.、内気循環、風量は6になっています。
当然車内が早く冷えてくれるのを期待しちゃいます。

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そして約15分後、センターの吹き出し口に突っ込んだ温度計の温度はこんな温度になります。
液晶の右側の表示は無視して左側の表示を見て下さい。(右側はアラーム設定温度です)

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十分冷え冷えじゃん!

体感的にも吹き出してくる風はかなり冷えていて、直接当たると、このままじゃマズイなという感じです。
ただし風量がそこそこなので、リアシートではこの冷気の恩恵はすぐには受けられません。
やはり風量に対して車内の容積は大きいです。

さてこれを外気導入に切り替えるとどうなるか?
右下のスイッチのLEDが消灯して外気導入を表しています。

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風量が最大の8に自動で変わりました。

温度測定結果はこうなります。

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内気循環から1分程度でこんな温度になってしまいます。
つまり10度も上がってしまう!

この風に当たっているなら十分涼しいはずですが、車内全体を冷やすには不十分と言わざるを得ませんね。
体感的にも急に冷えが減ったのがわかります。

おそらくこの直前まで内気循環でテストしており、ダクトも冷えていたからこの程度なのかもしれず、エンジンスタート直後だとダクトが冷えていないので、もっと高い温度であることが予想できます。

ちなみにここまでテストしてきた状態の車内の温度と湿度はこんな感じです。

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この温湿度計のある場所はシフトレバーとサイドブレーキレバーの間なので、比較的低い場所にあります。
ダクトから出た冷気はすぐに下に落ちるはずなので、また低い場所にあるということは上部などよりも温度が低く表示されるはずで、体感温度より低い表示ではないかと思われますので比較参考用と考えていますが。

ということで今回のAUTOモードでわかったことは、

・内気循環は車内の温度を下げるのに有効で、ある程度時間をかければ吹き出し口の温度を5度程度まで下げることができる。
・内気循環と外気導入では10度もの差がある。
・外気導入にすると風量が自動で増える。=うるさくなる。

という感じでしょうか。

次はMANUALモードの結果をアップします。