とんかつを食べた後は、また暑い道を歩いて岳南富士岡駅に戻り、次の上り電車が来るまで赤ガエルを見てみることに。

5103号はその後も解体作業が進んでいて、屋根がさらになくなり、

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天井内張りがはがされ、

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車端部の解体準備も進み、

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ドアも引っ張られて外されたりしていました。

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こうして車体内側を見ると、飛行機のボディの構造を応用したというのがわかる気がします。(柱はなくパネルの構成になっている)

各画像については、全体画像を載せると結構衝撃的なので、できるだけ部分画像を載せました。
全て敷地外や黄色い線の内側などからの撮影です。

ホームに回ると、車端部の解体が始まり、ドスンっと屋根の一部が落とされ、残った車体の端部部分は重機で引っ張られてボディがきしみながら落されてしまいました。


まだ本格的な解体がされていない5002+5102の編成をホームから見ていたら、車内にいくつか残りものがあることがわかり、EX-F1のズームを使用してこんなものを撮影。

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上はここでの現役時代の路線図、下はたぶん東急時代からある注意書き。これは現役の東急の車両でまだ貼られている車両があるかも。

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風の通る改札のところで涼んでいると、下りの電車がやって来たので望遠で撮影。
右側の赤ガエルの白帯の上下にあるリブは強度を持たせるためにありますが、ちょっと前までのステンレスの電車にもこれが応用されています。

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到着した元京王井の頭線3000系の7000型と。
カエル顔は引き継がれて新赤ガエルと呼ばれているみたいですが、冷房付きなのが大きな違い。
赤ガエルは徹底軽量化が祟って冷房装置を付ける車体強度がなかったらしいです。

そして、折り返してきた7000型に乗車して帰ることに。
これで赤ガエルともお別れ。

彼らが解体された後は、熊本の現役青ガエル(これも凄い!)か、長野の保存車くらいしかカエルに会うことはできないみたいです。
渋谷駅前に、カットされて台車もない5001号がいますけど、これは...。

「赤ガエルに会いに 1」の熱海駅で撮影したJR東海の車両も(その左に写っているJR東日本の車両も)、岳南鉄道の7000、8000型も、「走るんですシリーズ」も、この青ガエルの技術があってできたものだと考えると、青ガエルの残した功績は大きいものだと思います。