さて、模型を見たあと(見ながら?)「魔の部屋」に。

早速SACD 5.1のテスト開始です。
ここの店員のBさん、さらに途中からプラナリアさんも参加されてみんなでいろいろと試聴。

あらかじめセットされた機器に、私が持って行ったMERIDIAN201プリアンプを加えてシステム構成はこんな感じ。

上段左2ユニット MERIDIAN207CDプレーヤー(プリ部分を使ってマルチプレーヤーからの音声をフロントスピーカーに送る。通常のCDの比較再生にも使用)
上段右1箱 MERIDIAN201プリアンプ(同様にリアチャンネル用 
これら2台はいずれもノーマル品)
マルチプレーヤー(下段) 出力はMERIDIAN207、201へ
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フロントスピーカーMERIDIAN M30(アクティブ型)
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リア用パワーアンプMERIDIAN205X2(画像なし。ラックの最下段に設置してありました)
リアスピーカー(名前忘れました!)
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というわけで、この構成だと5.1とはいうものの実質4チャンネルでの試聴です。

おいしい珈琲を飲みながら、早速1枚目の画像のプリアンプの上に見えるクラシックのカルメンのSACDで試聴。
カスタネットの音とその響きが、2チャンネルでは考えられない「あっちの方」にあったりして。
それもモゴモゴしているのではなくかなりハッキリしているので、思わず納得という感じ。
ホールの広さと響きが程よく体感できるいいソフトでした。

次にいつものカーペンターズのハイブリッドを試聴。
もともと2チャンネルである音源をうまく5.1に振り分けていて、カレンのボーカルはフロントセンター中央、途中カレンとリチャードのコーラスのパートはリア左右に奇麗に出てきてビックリ。思わず声をあげてしまいました。センスいいなぁという感じ。

当然これらは今までの2チャンネル再生からは脱した空間表現をしてくれました。

他にジョン・トロペイやジェニファー・ウオーンズのの2チャンネルSACDなども聴いてみましたが、これはCDの発展系と言う感じかな。

次にでぶやさんが持ってきたDVD-Aを掛けてみることにしました。
しかしどれを聴いても、なんだか音が変。
洞窟で聴いているような感覚。ボーカルの定位もフロントセンターにならず変な感じ。
いろいろやってみたけどきちんと鳴らないようなのでプレーヤーをマランツからラックスマンに交換。(音にかなり違いあり。どちらがいいかは...!)
改めて音を出してみると...やはりなんだか変。お風呂屋さんにいるみたいです。

いろいろ調べてもらってわかったのは、DVA-Aの場合、たぶんAVアンプでセンターの音を左右から合成して出す機能を使わないとボーカルのセンター定位が得られないのではないかということ
つまり今回のように5.1のテストとは言え実質4チャンネルで音出ししている状態では、フロントセンタースピーカーを用意していなかったので、DVD-Aでのセンター定位は無理なようでした。SACDに比べAVアンプなどの機器を揃えないとその恩恵に預かることはできないようです。

DVD-AはDVDからの発展系なのでAVアンプでの処理を前提にしているということ、SACDの場合はオーディオシステムからの発展系であり、音のクオリティーを重視し、すでにディスクに記録されている各チャンネルを再生するということなんだと思います。

というわけで映像にこだわらないならSACDはお勧めということになりました。
でぶやさんは何を追加するのでしょうか?
で、セットアップは私の役目らしい。

久しぶりにじっくりとMERIDIAN M-30を聴きましたが、ウチのM-20より元気でいいですねぇ。
これ、お買い得かも?