先日イグニッションコイルの錆びの記事をアップしましたが、その後今日までず~~~と、ひとつの悩みがありました。

イグニッションコイルを外して別なコイルのチェックをし(これについては別途)、元のコイルに付け直した時にコイルを固定するためのボルトを締めたら、なんと頭から1センチほどのところで折れてしまったのです。
もちろんたいした力はいれてません。
ただ固定しているだけのところですから。

残ったネジ部分がこれです。

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さてペンチを取り出してねじるも回りません。
ちょうどBachiさんと一緒だったので持っている工具を借りましたがそれでも回りません。
何度回しても回らないので一旦あきらめました。

こんな場所なんでタガネなどで叩くのは気がひけます。

エアインテークを外しすこしでもスペースを増やそうとやってみましたが、ネジ7本を外してもエアインテークは外れませんでした。
なんかコツがあるんでしょうか。

挟んで回らないのであれば何か他の方法をということで考えたのが、

上部にミゾを作ってマイナスドライバーで回せるようにする
マイナスドライバーを溶接してまわせるようにする
逆ネジで回して緩める


と、こんなところでした。

れっさーさんに相談したら「ネジの潤滑を良くするスプレーを掛けたり、強力な接着剤でボルトを固定して回す方法もありますよ」とのこと。

いろいろ考えたあげくこれらの方法を実行に移すべく工具や接着剤、ホームセンターや工具屋で見つけたものをいろいろ買いこみ、毎日のように次から次へと帰宅後トライしていましたが、やはり回りません。

あげくの果てにはディーラーに行って工賃を聞いてみると3万円位かかりそうだとのこと。
「工具屋さんで逆ネジを切る道具を探してみては?」と言われたので早速探してみることに。

前にももんがさんのブログで紹介されていた工具屋さんが通勤途中にあるので早速行ってみました。
逆ネジを切りながら抜いて行くという刃物があるということでそれも取り寄せで購入。
ただしウチには電動ドリルがない!
ドリルはどこかで借りることにして、万が一これでもダメな場合はと考えてみると、マイナスドライバーの刃先が入るミゾを切るか、ドライバーなどを溶接する方法などしかないでしょう。
溶接は無理としてミゾを切る方法が一番かと思いましたが何しろ刃物を入れるスペースがないのです。

逆ネジを切るためには残っているネジのセンターにあらかじめ少し穴をあけておく必要があります。
逆ネジの刃物は両刃になっていて片方は逆ネジを切る刃、もう片方は穴を空ける刃になっていますがそう簡単に穴はあけられません。
たまたまFBMの帰りにノースランドに行ったので酋長に見てもらうと、穴を空けてくれました。ラッキー!

さて逆ネジですがこれまた新しく買ったビットの入るドライバーで回しても入っていってくれません。
穴が小さいと思ったので刃物の方で削ってみると少しずつ削れますがいかんせん腰が痛くなる態勢。
これが10月19日。

そして今日。
仕事終了後に会社の設備のメンテナンスをしている人に相談してみました。
ドリルで穴を広げたり、逆ネジの刃でトライしてくれました。
しかし回りません。

しばらく格闘していたら「これなら行けるかもしれない」と大きなペンチを持ってきました。
これをグイグイと何度も回したら「緩んだ!!」
場所が場所だけに少しずつしか回せないのでじっくりと何度も何度もやったら無事抜けました。
「フ~ッ!」

ちなみにイグニッションコイルを固定してるボルトの断面はこうなっています。

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なんとおむすび型をしています。
これは故意なのか加工精度の悪さなのかわかりません。
これでは力が掛かるとちぎれますね。
後ろに見えているのが折れたボルトです。

無事ネジ部分が取れたので4本のネジをトルクスのネジに全て交換しました。
もうゴメンですからね。

ちなみに今回買いこんだりした道具はこんな感じです。

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これ以外にナットとボルトのセット2種、接着剤なども。
なんだかんだで1万円近く。
えらい授業料になりました。

アドバイスいただいた皆さん、手伝っていただいた皆さん、相談に乗ってくれた皆さん、ありがとうございました。

さて次は錆び落としですが、写真の右上あたりに写っている、ダイソーで買ってきた「哺乳瓶を洗うブラシ(乳首洗いブラシ付き)」?100に活躍してもらう予定です。